マイイコプラズマ・ジェニタリウム
おりものの増加などの子宮頚管炎の症状があっても、淋菌とクラミジアのどちらも検出されない場合に、それ以外の菌で、感染原因の1つとして知られているのが、マイコプラズマ・ジェニタリウムです。
淋菌やクラミジアに次ぐ第3の原因微生物として、子宮頚管炎に対する病原性がわかってきています。
しかしマイコプラズマ・ジェニタリウムの感染者のほとんどは、まったくの無症状です。
マイコプラズマ・ジェニタリウムが性感染症とされたのは、比較的最近で、症状も強いものから軽いものまで様々です。また、マイコプラズマ・ジェニタリウムは、培養検査が難しい菌であり、検出にはPCRなどの遺伝子検査が行われていましたが、保険適用外だったこともあり、あまり知られていませんでした。
近年マイコプラズマ・ジェニタリウム及び腟トリコモナスのPCR遺伝子検査法が、保険適用となったことから、より正確な診断を行うことが可能となりました。
ただ保険で検査するには条件がありまして、 おりもの異常などの症状があり、クラミジアと淋菌の核酸増福法検査を実施して両方とも陰性であること。その後1~2週間経過観察を行い、自覚症状が改善しない場合に、ようやく保険を使ってマイコプラズマ・ジェニタリウムの検査が可能になります。
症状はないが検査しておきたい、症状はあるが早めに検査したいという方は、
自費検査 5000円(税別)となります。膣トリコモナスも同時検査としてセットとなります。
名古屋市千種区今池4-14-3
レディースクリニック山原 (052-731-8181)