更年期障害
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ホルモン補充療法(HRT)はいつまで続けたらよいのでしょうか?
更年期障害の症状はHRTにより速やかに改善しますが、すぐにHRTを中止すると再発してしまいます。 症状は1~5年くらいで治まることが多いので、まずは1年程度を目安にして体調がよく副作用などの問題がなければ、2年、3年と続けていくのがよいでしょう。ただ60歳をすぎても症状が続くという方もたまにいらっしゃいます。
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ホルモン補充療法(HRT)は太りますか?
HRTにより太るという報告はありません。
プラセンタ療法
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プラセンタ療法がよく効く症状、病気は?
疲れ、不眠、肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛、シミ、肌あれ、ニキビ、乾燥肌、脱毛症、白髪、アトピー、冷え性、更年期障害、乳汁分泌不全、不妊症、自律神経失調症、生理不順、生理痛、花粉症、アレルギー性鼻炎、喘息、リウマチ、眼精疲労、肝機能障害、便秘症など、幅広い症状、病気に効果があります。
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プラセンタに副作用はありませんか?
注射部位の痛み、発赤や腫れ、かゆみ、発疹、発熱、が出ることがありますが、いままでに重大な副作用が起こったことはありません。
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プラセンタの安全性はどうですか?
当院で使用しているプラセンタ製剤は、エイズ・肝炎ウイルスなどの現在検査可能な感染症についてすべてクリアした日本人の胎盤から抽出しております。
さらに製造工程においては有機溶剤処理、塩酸による加水分解、121℃・20分間の高圧蒸気滅菌と、何工程ものウイルス不活化処理を実施しています。完成製品においても各種感染症が陰性であることが確認されたプラセンタ注射なので、安全性は十分に確保されております。
発売以来プラセンタ注射で感染症を起こしたという報告は1件もありません。ただ100%絶対ということはありませんので、献血の基準が厳しく、プラセンタ注射を打ったことのある方は献血ができないことになっております。 -
プラセンタにはホルモンが入っているのですか?
胎盤中のホルモンは製造過程で100%除去されるので、注射液にはホルモンはまったく含まれません。そのため乳がんになりやすいとか血栓症の心配はありません。
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プラセンタを長期間使っても大丈夫ですか?
病気の治療で何年も使っている方は多いですが、今のところ長期間の使用による副作用の報告はありません。
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プラセンタはどのくらいの間隔で打ちますか?
打ち始めは効果が出るのには時間がかかりますので、最低週に1回の注射が必要です。できれば週に2回をお勧めします。
効果が安定してきたら、自分の調子を見ながら少し間隔を空けていただいても構いません。また毎日打っても問題ありません。 -
プラセンタを打つと眠気がでるのですが。
注射の効果として不眠の改善があり、眠れなくて困っている方が注射を打ち始めてよく眠れるようになったと喜ばれます。逆に不眠ではない方に眠気が出て、注射を継続できないということもあります。
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プラセンタを打つ場所は?
肩かおしり、もしくはおなかに皮下(筋肉)注射します。肩よりおしりの方が、痛みは感じにくいです。3本(アンプル)以上打つ場合は2ヶ所に分けて打ちます。
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妊娠中、授乳中にプラセンタを使っても大丈夫ですか?
原因不明の不妊症に対し、また受精卵の子宮への着床を助ける目的で、プラセンタ注射を積極的に取り入れている不妊専門クリニックもあります。妊娠中のプラセンタ注射の使用はまず問題ないと思われますが、あえて使う必要はないと考えられます。授乳中は乳汁分泌不全の保険適用もあり、大丈夫です。
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プラセンタの薬理作用は?
自律神経調節作用(自律神経のバランスを整える)、強肝・解毒作用(肝臓の働きを高める)、基礎代謝向上作用(細胞・組織の活性化)、免疫賦活作用(免疫を強化して抵抗力を高める)、抗炎症作用、内分泌調整作用、活性酸素除去作用(細胞を壊す活性酸素を除去して酸化を防ぐ)、血行促進・造血作用などがあります。
さらに遺伝子修復作用(放射線障害)もあることが明らかにされ、通常なら20日以内に死亡する放射線量を浴びたマウスでも、プラセンタエキスを注射しておけば、200日も健常な状態で生きられるという報告がされました。 -
プラセンタ注射の種類は?
ラエンネックとメルスモンの2種類が厚生省に認可されております。
ラエンネックには肝機能障害の保険適用、メルスモンには更年期障害の保険適用があります(保険適用の年齢は45歳から59歳まで)。ラエンネックの方が成分が濃いですが、少しメルスモンより痛いです。